≪イタリア野宿のミニ日記≫
イタリア野宿の旅は超貧乏旅ですごくリッチな旅であった。 まず、2日目で帰りたくなった最高であり、最低な旅であった。 なんていっても歩きすぎた。足の裏は水ぶくれでズタズタ。 この時初めて、水虫でなかってよかったーっと感じた。 リュックに水を2Literそして酒を1.5Literを常にもち。 野宿が4日続いてもいいように、下着を6枚持ち、汚い Tシャツを目いっぱい詰め込んで、ワインや、グラス、 小さな瓶など,,,日に日に重くなっていくリュック。 重かった。そんなリュックを背中につんで、バス代を ケチり続け、暑さに耐えた。このとき「あーしんどー」 っといいながらも、自分は満足であった。 汚い身なりに、バックパッカーが「こいつはすごい!!」っと うなってくれる身なりにほれ込んでいた。 決してナルシストではない。 いつもいつも自己嫌悪の塊な俺が、旅のときだけ 自分でもすごいって思えるのである。 こんなシンドイ思いを喜んでする俺は、旅マゾか? この旅では、結局1回しか「レストラン」に入っていない。 その一回は、庶民的な店だが、高級イタリアワインをハーフ 瓶を2本、ラザニア(大好き)を2杯食べた。 その他は、スーパーでおなかの膨れそうな安い物を買って 公園や、海辺や、観光地で食べた。 イタリアの夜だけは、寝てはいけない。一瞬のスキで 荷物が無くなる。いろいろ目撃はした。だれも信じられない。 だから、夜は、酒を飲み手紙を書いた。そしてガイドブックを 観て、明日行く所と、明日寝れそうな安全そうな広場を探した。 夜景が観る時間がたっぷりあるのは嬉しかった。 そう、時間だけはリッチな旅であった。 寝るときは、昼間、観光地の広場で寝る。いつも警察がいるような ところで寝る。そして、だだっぴろく、人が近づくとすぐわかるところで 荷物をロープ等で体に縛りまくって寝ていた。 例えば、ローマ コロッセオ脇の芝生の上やその塀の上である。 周りに人が来たら目立つしすぐにわかるから安全である。 あと、ピサの教会のだだっ広いがあまり真中まで人は入ってこない 芝生の上である。ここは、超最適である。また寝に行きたい。 かなり気持ちよかった。 PS;スイス チューリッヒの湖の桟橋、最高である。 気が付けば、雨が降り出していた。 4時間も爆睡してしまった。気持ちがいい。 かなり恥ずかしいが、お薦めデアル。
この旅は、ドイツから約2週間の旅であった。 良心がとがめないなら、消えるボールペンを購入していきましょう。 なぜなら、イタリア鉄道フリーパス券?を使うとき、日にちを書かなければならない。 乗る日の日にちを乗るときに書かなければならない。が、、、 なんと、それを見た車掌さんは穴を開けなければならないのだが、穴を開けない 車掌もいる。そんな時、宿、または、公園等で消せるボールペンの消しゴムで消す。 そうすると、一日浮く!!!、私は、3日間余分に欲しかったので、惡い事をした。 犯罪である!!!まー時効ではないが、許してください。 その、三日間のパス(4カ国まで乗れる)で、ベルギー野宿だけの三日間を 致しました。ごっつ惡人ですか?もうしないでしょう。そんな悪戯は、、 そう、あれはイタリア野宿の旅への出発前日である。 私は、ドイツでバナナを2房買ったのである。もちろん、旅のためである。 それを、寮の部屋に置いてきてしまったのである。窓は開けっ放しの 夏である。暑い暑い夏である。あの夏である。ヤバイヤバイと思って歩いていた。 帰独後、バナナはバナナだろうが、バナナでなかった。あれは…… そう、オバケであり、妖怪であった。いやいや、たぶん地球外生命体 であった。なんだか、トロリとした甘そうな液がうごめいている様に観 えた。いや、動いていたのかももしれない。そして、2つの黒い黒い ブヨヨンとしたブツが仲むつまじく、踊っていた。(ウエストサイドストーリー並みである。) 俺は、この部屋の主である事を心に言い聞かせ、奴と戰った。 争いの後、この旅がやっと終わったのである。 この2週間生きていたのが不思議である。 誰も信じてくれやしないのだろうが、深夜3時ごろのローマの駅前での 事である。目の前でナイフを出されたことがアル。コッチもでっかいナイフ を持っていたので、一応出してみた、、、カケってより周りの人が止めて くれると思ったが、その前に逃げていった。助かった,,,, その時は、眠いやら訳わからないやらで思わずした行動である。 その後、ぞっと震えが止まらなかった。 そして、深夜スリから荷物を取り返してあげたこともあった。(アメリカ人の) 約10人もの日本人観光客をバスの中ですられているのを守ってあげたり、 絵を描いてもらっている子が、お釣りを誤魔化されているのを指摘したり。 詐欺からまもってあげれたこともあったのである。 たった二週間である。まー信じられなくてもいい。 自分に自信が出来たから。ただ、その旅への変な自信は 無い方がいい事が、後々わかってきた。 無茶をしがちになってしまう。やっぱ、旅は謙虚な態度が大切って 事であろう。それが、いいんです。